「首や肩の痛みは悪い姿勢が原因なので筋肉を強化して姿勢を直しましょう。」
こんにちは、ariseトレーナーの谷藤です。
接骨院やジム、病院などで、首や肩の痛みの相談をしたとき、多くの人はこういったことを言われた経験は多いと思います。
しかし、実際にジムに入会してトレーニングをして筋肉がついても、痛みの度合いにあまり変化がない、こんな経験はないでしょうか。
首の痛みや肩の痛みはなぜ起こるのか
まず、首や肩の痛みは筋肉を使わないと起こります。
椅子に座って脱力してみてください、そうすると下の画像のような姿勢になりませんか?
人体の骨格の構造上、筋肉の力を抜くとこのような”楽”な姿勢になりやすいです。

”楽”な姿勢は首の痛みや肩の痛みをつくる原因
”楽”な姿勢、これは一見よいことに聞こえるかもしれません。しかし、実際には、この姿勢は痛みを作る悪い姿勢です。
人体には常に重力が加わっています。
この”楽”な姿勢の場合、重力に抗うために、靭帯や骨、関節を使用しています。骨が疲れた感覚や関節が疲れた感覚になった経験はありますでしょうか?
ほとんどの人そのような感覚を感じたことはないと思います。つまり、自分の知らず知らずのうちに関節や骨に負担をかけてしまっているということです。
首の痛みや肩の痛みをつくらないよい姿勢
関節や骨に負担をかけない”よい姿勢”を作るためには大きく分けて二つのことが必要となります。
一つ目がよい姿勢を知ることです。
いくら筋肉をつけても関節や骨に負担がかからない姿勢を知らなければ意味がありません。そのため解剖学的に正しい、骨や関節に負担が少ない姿勢を知らなければなりません。
二つ目は”楽”な姿勢で発生した筋肉のアンバランスさを改善していくことです。
”楽”な姿勢をすると猫背によって身体の前側の筋肉の大胸筋が短くなり、身体の背中側の脊柱起立筋や僧帽筋などが長くなります。また、長さだけでなく、筋力についても前側の筋肉が強く、背中側の筋肉が弱くなっていきます。
筋肉のアンバランスさは悪い姿勢を助長させるだけでなく、痛みの原因にもなります。正しい姿勢を知り、筋肉の差を改善していくことがとても大切です。
私たちの役割
痛みの改善には、正しい姿勢を知ること、筋肉の差を改善していくことが大切だとお話ししました。
私たちはトレーニングの中で、正しい姿勢を作るための筋肉の鍛え方や、筋肉のアンバランスさを改善するトレーニングをご提案しています。
特に人によって”楽”な姿勢にも細かな違いがあり、また”楽”な姿勢を基盤とした動きのクセも出てきます。そういった姿勢や動作に対して、それを改善できるような指導を一人ひとりに対しておこなっております。
筋肉をつけても姿勢が変わらない、姿勢が変わっても痛みが改善しない、こういったお悩みがある方はぜひご相談ください。一緒にトレーニングを通して改善していきましょう。

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